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2022/05/21｜ カテゴリ：院長 小松原より
アミノ酸と睡眠
キーワード： 分子栄養学
身体を構成する最小の栄養がアミノ酸になります。アミノ酸はタンパク質を合成し、ビタミンミネラルを合わせ酵素やホルモン、血液、皮膚、血管、筋肉、骨などの材料として使われています。アミノ酸不足は睡眠障害やメンタル面の不安定な状態にも関係してきます。
例えば、睡眠やメンタル面で考えるとトリプトファンというアミノ酸は、脳に運ばれてビタミンＢ６、ナイアシン、マグネシウムとともにセロトニンというホルモンをつくります。
セロトニンは、鎮痛、催眠、精神安定などの作用のある神経伝達物質で、さらに気分の落ち込みを活発にしたり、リラックスさせる働きのあるメラトニンの材料がセロトニンになり精神の安定に大きく影響を与える働きをしています。
トリプトファンを多く含む食べ物は肉類や牛乳・ヨーグルト・チーズなど乳製品や大豆製品に含まれるのでタンパク質の多い食事が大切になります。
色々な症状や体調不良で困っている場合には、こういった神経伝達物質（ホルモン）や身体を作る材料の不足をチェックするのに詳細な血液検査が有効になり原因を探るのに適しています。
また、体調や症状の改善を考えるときは、何でもかんでも栄養を摂るのでは無く詳細な検査データを基に栄養状態を把握し食事で改善できる範囲とサプリで補う必要がある範囲を見極めて不足している栄養と量を摂取して数カ月ごとにチェックしていくことが効率の良い改善方法になります。
お困りの症状がある方はご相談ください。
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