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2024/12/06｜ カテゴリ：院長 小松原より
不安やこだわり行動の原因、実は「栄養不足」かも
キーワード： 分子整合栄養医学 オーソモレキュラー,貧血,低血糖
理由もなく不安になったり、妙に心配性になったりした経験はありませんか？「性格の問題」と片付けがちですが、栄養や食事の問題からきていることもあります。
例えば、不安が強くなると、次第に特定の行動にこだわるようになるケースがあります。
＊手を頻繁に洗わないと落ち着かない
＊階段を決まった順序で降りないと不安
＊鍵の施錠を何度も確認してしまう……
など、こういった行動がエスカレートすると、「強迫性障害」と診断されることもあります。
栄養が心に与える影響
こうした不安やこだわり行動には、ナイアシン、亜鉛、マグネシウム、鉄などの栄養素の欠損や血糖値の急激な変動や低血糖が関係していることが少なくありません。
実際、相談を受ける方のデータでビタミンB群や亜鉛などの不足が深刻な方ほど、不安やこだわりの症状が強く出ていることがあります。
まずは「食事と栄養」を見直してみる
心配な症状がある方は、以下のポイントをぜひ意識してみてください。
1. 基礎のタンパク質やビタミンB群、鉄を中心にナイアシン、亜鉛などのミネラルを意識した食事を心がける
亜鉛を多く含む食品：牡蠣、牛肉、卵黄
マグネシウムを含む食品：ナッツ類、ほうれん草、豆類
鉄分を多く含む食品：レバー、赤身肉、ひじき
2. 血糖値を安定させる食生活を取り入れる
• 空腹時間を長くしすぎず、3食をしっかりとる
• 間食もうまく利用する
• 炭水化物だけの食事は避け血糖値が急な上昇下降をしないようする
• 甘いお菓子やジュースなど血糖値を急上昇させるものを控える
3. 不足の栄養素を調べて補う
• 血液検査で栄養状態を調べる
• 食事では補いきれていない量をチェックする
• 品質の保たれた栄養素で不足分を補う
小さな一歩が心の健康を支える
「不安だから仕方ない」「性格のせいかも」と諦めずに、まずはできることから始めてみてください。食事と睡眠を意識することで心身の変化が感じられ、より栄養面を改善したいと思えれば栄養状態を詳しく調べることがおすすめです。
不安やこだわり行動は、栄養と睡眠を意識していくことでで改善できることが多いので、自分に必要な食事を意識して、少しずつ心と体のバランスを整えていきましょう。
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