分子整合栄養医学/オーソモレキュラーとは
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)とは
分子整合栄養医学のはじまりは、2度のノーベル賞を受賞した世界的に有名な生化学者のライナス・ポーリング博士、精神科医で統合失調症に対するビタミン療法に取り組んでいたエイブラム・ホッファー博士らが提唱しました。 ポーリング博士がホッファー博士のビタミン療法を知り、理論を体系化したのがオーソ(整合)モレキュラー(分子)とよばれる栄養療法で科学誌「サイエンス」で発表され現在では欧米などでは医療分野で広く支持されています。
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の考え方
身体は水とタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの栄養から出来ています。この水と栄養が体内で化学変化を起こし分子を構成し細胞をつくり組織になり、組織が集まり器官になり身体をつくります。感情をコントロールするホルモン、栄養や酸素を運ぶ血液やリンパ、消化吸収代謝に働く内臓、身体の骨や筋肉、皮膚や髪の毛などもすべて今まで食べてきた栄養からつくられています。この身体を構成する細胞や酵素を血液検査でチェックすることで栄養欠損や病気、症状の原因を探り改善に必要なサプリメントや食事の摂り方などを改善や予防をしていきます。
こんな症状の方に分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の栄養療法がオススメ
病院で色々と検査をして異常無し、原因がわからない、でも体調が何かおかしいという方は栄養欠損の可能性が高く色々な不定愁訴といわれる症状を感じます。
例えば:貧血・低血糖・だるさ・疲労感・頭痛・肌トラブル・アトピー・動悸・息切れ・ふらつき・不安感・イライラ・不眠・鉄欠乏・高血糖・高血異常・原因不明の不定愁訴・朝が起きれない・日中の眠気がきつい・身長が伸びない・パフォーマンスが上がらないなど
このような症状を感じている方は一度、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の検査がオススメです。
女性に多い貧血や低血糖症などは栄養欠損が原因の場合も…
貧血や低血糖は女性に多く、倦怠感、頭痛、めまい、ねむけ、吐きけ、イライラ、食欲不振、集中力低下、冷え、夏バテ、お肌がカサカサする、顔に吹き出物が出る、むくみ、便秘、月経異常、寝れないなどの症状をの原因にもなります。このような症状がある方も必要な栄養が不足していることが多く体の中の状態を詳細な血液検査でチェックし、栄養状態の見直しをすることが大切です。
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の血液検査でわかること
血液には栄養素・代謝物・排泄物などの生体内物質が流れ、血液の濃度や成分は狭い範囲で一定の数値内に納まるように生体恒常性(ホメオスターシス)によってコントロールされています。この生体恒常性がストレスや疲労、睡眠不足に偏食などで異常を起こすと体内のバランスが崩れ症状が現れ不調を感じ長い間放置すると病気になります。
血液の中にはホルモン、酵素、ビタミン、ミネラル、赤血球、白血球、老廃物など様々な物が流れています。この血液を見方を変えてチェックすることで色々なことが解ってきます。
たとえば…
●健康状態
●病気の有無
●病気の進行状態
●病気の予測
●疲労度合
●栄養状態
●アレルギー
●身体の強度
●性格
●ストレス状態
●成長の有無(子供)
など様々なことがなどがわかってきます。
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)からみたアドバイス
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)からみたアドバイスを希望される方は、検査結果があればお持ちいただき分子整合栄養医学からみた不足の栄養や食事の摂り方、生活習慣でのアドバイスなどを行なっていきます。詳しい検査を希望される方は分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の検査を受けれる提携医療機関を紹介させていただきます。
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)の血液検査と栄養療法の流れ