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2021/04/01| カテゴリ:院長 小松原より,分子整合栄養医学,腰痛

骨の話 パート1[骨の役割]

キーワード: 腰痛
京都市中京区で整体、カイロの施術で頭痛腰痛の改善と分子栄養学を医科歯科と提携し栄養療法を行っています。今回は骨の話 パート1[骨の役割]をご紹介します。


骨格は200個あまりの骨からでき、肋骨や脊椎、骨盤に造血する機能が多く集まり常に代謝を繰り返し骨細胞が入れ替わっています。そんな骨の役割には大きく分けて3つあります。


★姿勢の保持の軸と保護
二本足で地面にまっすぐ立っていられるのは骨の働き、そして筋肉の支えです。骨は硬さとしなやかさがあり、バランスがいいと、じっと同じ姿勢で最低限の筋力で立つことが出来ます。

骨の丈夫な組織の特徴を活かして、頭蓋骨は脳を、胸郭(肋骨、胸骨、背骨など)の鳥籠の形をした部分で心臓や肺、骨盤で内臓などをしっかり守っています。

★血液を生み出す
骨の中心にある骨髄では、毎日何千億という血液細胞を生み出しています。硬くて、内臓をガードするだけではなく生命の源になる血液を生み出すための中心的な存在です。血液細胞が突然変位で腫瘍化して、骨髄で増殖する病気を白血病と呼びます。

★カルシウムの貯蔵と調節
様々な情報伝達に欠かすことの出来ない存在といえばカルシウムです。カルシウムは生体恒常性機能(身体を正常に機能させる働き)に働き亜鉛や鉄など同じく生命活動には欠かせないミネラルのひとつです。

このカルシウムを骨に貯蔵し食事からのカルシウムが不足すると骨のカルシウムを溶かしカルシウムイオンとして血液に分泌し生命時に使います。

骨のカルシシウムなどのミネラルが溶け出し骨がスカスカになった状態が骨粗鬆症といわれる状態になりちょっとした刺激で骨折するリスクが高くなります。

血液検査ではCa溶け出すことで血液中のカルシウム濃度やALP(亜鉛とマグネシウムの関連する酵素)が上がりビタミンD濃度が下がりやすくなります。そして骨密度が低下しはじめた場合は栄養面での対策を考えることが大切になります。


このような働きのある骨の変化を、日常で実感することは難しいですが骨は30代以降は確実に骨の強度、機能ともに老化しているので分子栄養学(オーソモレキュラー)の血液検査でチェックして状態を把握し対策を考えることが大切です。高齢化社会になって来ているので普段意識しない骨の機能をどれだけ長く維持していくかも大切になります。
つづく…

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