ビタミンCで風邪を治すには
あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします!今年もみなさまに、より良い体調管理のサポートができるように頑張ります^^
みなさまはどんなお正月をお過ごしでしたか?家族で集まったり、家でゆっくり過ごしたり、お仕事されていた方もいますよね^^いつもと違う過ごし方をされている方は風邪を引いたりしていませんか?
今回は年明けに引きがちな風邪にビタミンCがどのように効果があるのかをUPしてみました。一般的にもよく知られているように、ビタミンCは風邪に効果があります。「風邪をひいたらビタミンCを飲んでます、でも効いてるのかよくわからない」という方のお話を聞いていると、飲み方が間違っていることが多いです。
ある方は某大手ドリンクメーカーの炭酸入りのレモンの飲料を飲んでいたり、別の方は300㎎のビタミンCを1日一回飲む程度でした。このようなビタミンCの摂り方では風邪には効きません。
なぜビタミンCが風邪に効くのかというと、風邪を撃退する免疫細胞はビタミンCの要求がとても大きい細胞です。免疫細胞の中でも代表的なのが白血球で、風邪のウイルスが身体に侵入してくると、白血球がこれをやっつけます。
白血球が血液中で敵に向かって突撃していく様子を白血球の「遊走(ゆうそう)」と言いますが、顕微鏡で白血球の様子を観察すると、血中のビタミンC濃度が上がるにつれて、白血球が活発に動き始めます。
ビタミンCが不足していると、渋滞中の高速道路のようにノロノロ動く白血球ですが十分に満たされていると、スイスイ動き出します。白血球の遊走性が高まるので、いち早く風邪のウイルスに追いついて、退治してくれます。
どんな栄養素でも同じですが、一度に飲んで吸収される量には限度があります。1回に飲むビタミンCの量は、増えすぎても吸収率が悪くなるため、一番効率が良いのが1,000mgです。
では、次に1日にどれくらいの量を飲めば、良いのでしょうか。血液中に取り込まれたビタミンCは、水溶性のためスムーズに全身にいきわたりますが、排泄されるスピードも早いです。およそ3時間後に一番血中濃度が高くなって、6時間するともとに戻ります。
3時間おきにビタミンCを補給すると、血中濃度が低下し始めるタイミングで次の供給が行われます。血中濃度を高く保つためには、1,000mgを2〜3時間おきに摂るのがポイントです。血液中にいつでもビタミンCが利用できる状態にしておくということです。
このようにビタミンCを補給すると、1日あたり7000mg以上のビタミンCを飲むことになります。風邪の度合いや、年齢や身体の状態にもよりますが、最低でもこれくらいの量がないと風邪には効きません。風邪菌に対抗できるビタミンCの量は、普段の生活で必要な量よりもかなり多くなります。
ただ、このペースでビタミンCを摂取していく中で、お腹が緩くなるようであれば、その量が所用量となります。
ちなみに、がん細胞に対抗する場合は、さらに増えて 10万mgです。こうなると、経口摂取ではとうてい間に合わないので点滴で入れます。
栄養素の量で効果を出すこと、これを「ドーズレスポンス」と言います。とくにビタミンCのような水溶性のビタミンはドーズレスポンスが重要になります。ビタミンCによる風邪の撃退法のエビデンス(臨床結果などの科学的根拠)は1000mgのビタミンCを1時間おきに6回、その後は適当に3回飲んだら、風邪の症状が85%減少したということです。
それでもビタミンC療法で風邪が治らないという方は、副腎疲労を疑う可能性があります。副腎という臓器は、免疫細胞よりもビタミンCの要求が大きく、血液中のビタミンCを1とすると、白血球が80倍、副腎が150倍の濃度、副腎の方が2倍もビタミンCを強く要求しますので、白血球に回るはずのビタミンCが副腎の方に使われてしまっているかもしれません。
副腎疲労の血液検査も必要な方にはご案内させて頂いております。他にも、どんなビタミンCをとったら良いか、いつも体調が優れないなど、身体の不安がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。今年も風邪をひかずに、快適な毎日をお過ごし下さいね^^
————————————————-
<お問合せ・ご相談・施術予約はこちらから>
京都市中京区でオーソモレキュラーを中心とした体調改善をおこなう御幸町カイロプラクティックでは頭痛・肩こり・腰痛・手足のしびれなどの症状改善と詳細なデータから貧血・低血糖・だるさ・疲労感などの不定愁訴を分子整合栄養医学を基にしてオーソモレキュラー栄養療法で改善のお手伝いをしています。ご遠方の方もお気軽にご相談ください。
————————————————-