夏に向けて、そろそろダイエットを意識し始めた方も多いのではないでしょうか。痩せたい！と思うのは、外見を良くしたいという理由の人が多いかと思いますが、肥満から起こる合併症を知っておくと、ダイエットに取り組む意識も高まるかと思います。

日本人はインスリンの分泌能力が低くく、少し太ると糖尿病をはじめとした生活習慣病になりやすく、それ以上は太れません。

欧米人のBMIが25以上になっても、それほど深刻な状態にはならないことが多いですが、日本人ではそうはいかないようです。  

 

糖尿病

 肥満になると、糖を身体のエネルギーに変えて消費したり蓄えたりしている、すい臓の働きが過剰になります。

インスリンの必要性が増して血糖をスムーズに処理できずに糖を代謝するサイクルが乱れて糖尿病が発症する大きな原因の一つになります。 

脂質異常症

 肥満で中性脂肪が増えると、HDLコレステロールが減り、LDLコレステロールが増えるため、脂質異常症になるリスクが高まります。

脂質異常症をそのまま放置していると、動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの病気を起こしやすくなります。

また、冠動脈疾患・脳梗塞・脂肪肝・急性膵炎などのリスクも高まります。

ホルモンバランス異常 

肥満はホルモン分泌にも変調を起こします。前立腺肥大、無月経や二次特徴（思春期に出現する性の特徴で，男性の声変わり，筋骨の発達，女性の乳房の発達，月経の始まりなど）が始まらない、などの症状がおこることがあります。

 

他にも色んな合併症を引き起こしやすくなります。 

・睡眠時無呼吸症候群 

・脂肪肝 

・胆石 

・膵炎 

・脳血管障害 脳梗塞

 ・心肥大 

・狭心症 

・心筋梗塞 

・高血圧 

・卵巣機能障害 

・子宮がん

 ・妊娠中毒

 ・腰痛 

・変形性関節症

 

これからの季節、外見だけでなく身体の健康のことも考えてダイエットを始めてみませんか。運動と食事と自己管理が大切で、一人一人、そのバランスのとり方も変わってきます。

個人に合わせたダイエットの相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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