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2020/07/21| カテゴリ:院長 小松原より

紫外線対策 自分に合ったSPFとPAの選び方

キーワード: 分子整合栄養医学 オーソモレキュラー,分子栄養学
これから、日差しがきつくなると、日焼けをする機会が多くなります。その日焼けも赤くなる、黒くなるなど人によって日焼けのタイプがあります。



フィッツパトリックのスキンタイプ
紫外線に曝露された時に対する日焼けの仕方の評価、紫外線による色素沈着の発生のリスク評価、皮膚がん発生のリスク評価、光老化のリスク評価などに用いられるフィッツパトリックのスキンタイプというのがあります。

フィッツパトリックのスキンタイプは6タイプに分類されタイプ1が皮膚のダメージが高く、タイプ6が皮膚のダメージが低いという見方になります。

タイプ1は欧米人に多く、日焼けをすると赤く炎症を起こしてしまいますが、日本人の皮膚はメラニンによる防御力があるため、タイプ2とタイプ3が多くなります。

しかし、タイプ2とタイプ3はメラニン生成が活発なので、紫外線の影響を受けやすく色素沈着しシミなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。



なので、色素沈着しシミなどの皮膚トラブルを起こさないように、日焼け止めをを使い分けることが大切になります。

日焼け止めを選ぶときは
・皮膚の状態
・その日のスケジュール
・季節や天候
・生活環境
・仕事環境
によって選ぶことが大切です。

日焼け止めを選ぶときにチェックしたいのがSPFとPAです
SPFとは
SPFは、UVBという皮膚に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなる紫外線B波を防ぐ指数で数値が大きい方がUVBに対する防御が高いことを表します。
PAとは
PAは、UVAという皮膚の黒化と肌の弾力を失わせる紫外線A波を防ぐ目安を表し[+]の数が多くなると、UVAに対する防御が高いことを表します。

そうなるとSPFとPAが高いのを選びたくなりますが、SPFとPAの数値で日焼け止めの成分の違いがあり、皮膚にかかる負担を考えるとSPFとPAが高いのが良いということではありません。仕事や生活環境、皮膚の状態に合わせて選ぶことが大切です。

SPFとPAが高い日焼け止めの成分は
紫外線吸収剤のメトキシケイヒ酸、エチルヘキシルやBHTなどが使われ紫外線を化学変化を起こして紫外線を防御する成分になります。そうすると、SPFとPAは高くなり皮膚の負担が大きくなります。
紫外線吸収剤
・肌の負担が大きい
・塗り直しが少なくて済む

SPFとPAが低い日焼け止めの成分は
紫外線散乱剤の酸化亜鉛や酸化チタンなどが使われ紫外線を反射や散乱させる成分にになります。SPFとPAは低くなり皮膚の負担が少なくなります。
紫外線散乱剤
・肌の負担が少ない
・塗り直しが必要

というのが特徴になります。



SPFとPAの使用数値目安
1 散歩や買い物、通勤など
  SPF10〜30、PA+〜++

2 屋外での軽いスポーツ、レジャーなど
   SPF20〜40、PA++〜+++

3 炎天下でのレジャー、仕事など
   SPF30〜50、PA+++〜++++

4 3以上の紫外線の強い場所
    SPF50〜、PA++++

を参考にその日の予定や肌の調子をみながら選ぶことがオススメです。

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