2025/04/04| カテゴリ:院長 小松原より
SNSの健康情報に惑わされないために
キーワード: 分子整合栄養医学 オーソモレキュラー,貧血,分子栄養学
「これを食べたらがんになる」といった過激なフレーズを、SNSなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、そのような食べ物は実際には存在しません。一方で、食品や生活習慣が健康に影響を与えるのも事実です。大切なのは、正しい情報をもとに冷静に判断することです。今回は、健康情報に振り回されず、安心して日常生活を送るためのポイントをお伝えします。
発がん性の分類とは?
こうした情報の多くは、WHO(世界保健機関)の下部組織であるIARC(国際がん研究機関)の「発がん性分類」を根拠にしていることが多いです。この分類は、「発がんのリスクがどれだけ確実に証明されているか」を示しているものであり、「どれだけ危険か」を直接示すものではありません。
たとえば、加工肉(ハム・ソーセージなど)は「グループ1(発がん性がある)」に分類されています。しかし、これは「食べたらすぐにがんになる」という意味ではなく、長期間・大量に摂取した場合にリスクが高まる可能性があるということを示しています。一方で、日常的に適量を摂る分には、過度に心配する必要はありません。

どんな食品でも過剰摂取は危険
発がん性が指摘される食品に限らず、どんなものでも摂りすぎれば健康に悪影響を及ぼす可能性があります。たとえば、塩や水、醤油でさえ、極端に過剰摂取すると健康を害することが知られています。そのため、大切なのは個々に必要なバランスの取れた食生活です。
また、食品の品質や原料も重要です。例えば、「本みりん」と「みりん風調味料」では、成分や製法が異なり、栄養や風味に差があります。オリーブオイルも、純粋なエキストラバージンと精製オイルが混ざったものでは健康への影響が変わる可能性があります。こうした点を意識し、できるだけ自然な原料を使った食品を選ぶことも、健康を守る一つの手段です。
怖がりすぎるのも問題ですが、気にせず摂り続けるのもよくありません。何事も「ほどほど」を意識することが、健康維持の鍵となります。
「安全」の基準値とは?
私たちが日常的に口にする食品には、安全な範囲を示す基準値が設定されています。この基準は、さまざまな研究によって導き出されたもので、通常の食生活を送っていれば危険なレベルに達することはまずありません。
ただし、「基準値を守っていれば絶対に安全」というわけではありません。長期間にわたる蓄積や、個々人の体質の違いによってリスクが異なることも考えられます。そのため、一つの食品に偏らず、多様な食材を取り入れることが重要です。
健康情報は慎重に判断を
SNSには、センセーショナルな表現を使って注目を集めようとする投稿があふれています。一方で、食品や生活習慣が健康に影響を与える可能性があるのも事実です。どちらか一方に偏るのではなく、冷静に情報を受け取り、厚生労働省やWHOなどの公的機関の情報も確認すると選択できる力が増えます。
「○○を食べたらがんになる」「○○は絶対安全」といった極端な意見に惑わされず、日々の生活を大切にしながら、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることが何よりも大切です。正しい情報を見極め、健康的な生活を送るための知識を身につけてください。
症状改善の一歩に「初めて体験&栄養相談」
「はじめて体験&栄養相談」は御幸カイロの施術がどんな感じなのか?栄養面は大丈夫なのか?症状改善するためにどうしたらいいか?など一度、施術を受けてみたい、栄養面の相談をしたいという方におすすめです。
http://www.gokomachi.com/campaign
御幸町カイロLINE
————————————————-
<お問合せ・ご相談・施術予約はこちらから>
京都市中京区でオーソモレキュラーを中心とした体調改善をおこなう御幸町カイロプラクティックでは頭痛・肩こり・腰痛・手足のしびれなどの症状改善と詳細なデータから貧血・低血糖・だるさ・疲労感などの不定愁訴を分子整合栄養医学を基にしてオーソモレキュラー栄養療法で改善のお手伝いをしています。ご遠方の方もお気軽にご相談ください。
————————————————-