寒い季節の体温調整「脳梗塞・心筋梗塞に気をつけよう」
体は体温を一定に保つために、気温が下がると毛細血管を細く(収縮)して、血管内を流れる血液を少なくして、熱が体外へ逃げないようにします。暑いときは毛細血管を広げ(拡張)て、血液を多く流して熱を外へ逃がします。気温の変化に応じて血管を広げたり縮めたりする働きは、自律神経によってコントロールされ交感神経が有意に働くと血管は細くなり副交感神経が有意に働くと広がります。
血管が細くなると血液を流そうとして、心臓は血液を流す力を上げるので血圧は上がり、このときに動脈が硬くなる「動脈硬化」があると血管への負担きつくなり、高血圧や不整脈、心筋梗塞・脳梗塞などにつながりやすくなります。
年齢と共に硬くなる血管を守るためには、食事や睡眠などに気をつけたり、寒い時期に温度差のある場所に移動(お風呂場やトイレなど)したり下記に当てはまる人は気をつけてください。
===こんな人は気をつけて===
•動悸や息切れ
•ストレス状態がきつい
•動脈硬化がある
•競技志向でスポーツをしている
•貧血があるorあった50代以上の女性
•過剰労働で睡眠不足
などは脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが高くなるので体調と温度の変化には注意してください。
最近では高齢者だけではなく働き盛りの30~40代の人にも増えてきているので定期的に血液検査やエコー検査などでチェックして予防の意識をもつよにしてください。
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