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2024/08/23| カテゴリ:院長 小松原より

睡眠で夏バテを予防しよう!

キーワード: 分子整合栄養医学 オーソモレキュラー
残暑が続く中、無理をすると夏バテにつながりやすいため、今から体調管理を意識することが大切です。特に、睡眠不足や疲労、ストレスが重なると体調不良を招き、さらに暑さが加わることで、疲労回復が遅れ、食欲不振や疲労感、無気力、イライラ、落ち込み、頭痛、腰痛、肌のトラブルなどがある人は症状が悪化しやすくなります。

睡眠不足と暑さ
暑さにより寝苦しくなると、睡眠が浅くなり、体を回復させるために必要な深い睡眠が得られません。そこに睡眠不足が続くと、分解や代謝する力が低下し体内に疲労物質である乳酸などが蓄積し疲労感が増します。この深い睡眠中に分泌される成長ホルモンは、細胞の修復や疲労回復を促進しますが、睡眠が妨げられるとこのホルモンの分泌が減少し、結果として自律神経のバランスが乱れます。

自律神経は、体温調節や消化、心拍数の調整など、体の基本的な機能を維持しています。これが乱れると、8月後半になる頃には、疲労感や憂鬱感が強まり、夏バテの症状を感じやすくなってきます。

この悪循環を防ぐためには、質の良い睡眠を確保することが重要です。睡眠時間の確保とともに、適切な温度や湿度を保つ睡眠環境を整えることが、夏バテ予防には不可欠です。また、食欲が落ちている場合には、間食でタンパク質やビタミンB群を多く含む食品を摂ることで、体の回復をサポートします。


夏に快適な睡眠を得るために

1. 適切な室温と湿度
夏の快適な睡眠には、室温を27℃前後、湿度を50%くらいに保つことが理想的です。これにより、寝苦しさが軽減され、深い睡眠が得られやすくなります。エアコンや除湿機を活用して、適切な環境を整えてください。

2. 通気性の良い寝具
通気性の良い素材(コットンやリネン)の寝具やパジャマを選ぶと、汗を吸収しやすくなり、寝苦しさが軽減されます。寝具は涼感素材のものを選ぶとさらに効果的です。

3. 涼しい寝室の準備
日中に部屋が熱くならないよう、遮光カーテンを使って日差しを防ぐこともポイントです。また、就寝前にエアコンを使って部屋を冷やしておくと、寝入りがスムーズになります。

4. 適切な夕方から夜の過ごし方
体に火照りを感じる人は夕方以降は、熱い飲み物や食事を控え、体を冷やす食べ物や飲み物を摂取しましょう。また、激しい運動は体温を上げ交感神経を刺激するので、夏の運動は朝が効果的です。夜の場合は就寝の数時間前までに終わらせるようにしましょう。

5. リラックスした状態で就寝
体に火照りを感じる人は、寝る前にぬるめのシャワーを浴びることで、体の芯を冷やし、リラックスできます。暑さでストレスが溜まる夏は、精神的なリラックスも大切です。軽いストレッチや深呼吸で体と心を落ち着かせましょう。

6. 適度な水分補給
日中の水分量が少ない人は就寝前に適度な水分補給を意識して、睡眠中の脱水を防ぐことが大切です。

また、寝入りが悪い、眠りが浅い、夢をよく見るなどが当てはまる場合は栄養面の見直しも大切です。

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