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2024/11/22｜ カテゴリ：院長 小松原より
妊娠中の腰痛ケアで快適なマタニティライフを
キーワード： 腰痛
妊娠中の腰痛は、ホルモンバランスの変化や姿勢の崩れから発生しやすく、多くの妊婦さんが経験する悩みの一つです。特に腰痛がある妊婦さんは、出産時の痛みが増す可能性があるため、妊娠中に腰痛を感じる方は早めの対策が大切です。
妊娠中に分泌されるホルモン「リラキシン」は、骨盤の靭帯を緩めて赤ちゃんが産道を通りやすくする役割を持ちますが、同時に骨盤周りの安定性が低下します。
さらに、妊娠中期以降はお腹が大きくなることで重心が前方に移動し、腰が反った姿勢が続きやすくなるため、腰や骨盤周りに負担がかかります。その結果、腰痛やお尻の痛み、脚の付け根の痛み、むくみ、こむら返りなどの症状が現れることがあります。
また、骨盤は赤ちゃんを支える重要な役割を果たし、妊娠週数が進むにつれて仙骨がせり上がり、骨盤全体が少しずつ変化していきます。この動きがスムーズであることが、快適な妊娠生活とスムーズな出産に繋がります。
そのため、骨盤の柔軟性を高め、全身のバランスを整えることが非常に重要です。
おすすめのケア方法
近年のICPA（国際カイロプラクティック小児協会）調査では、ソフトなカイロプラクティック施術が妊娠中の腰痛改善に効果的であることが示されています。ある研究では、施術によって約84％の妊婦さんの腰痛が改善し、出産の所要時間が初産で24％、経産婦で39％短縮されたという結果が報告されています。
これにより、腰痛の軽減だけでなく、神経伝達やホルモンバランスが整い、安心感や幸福感を感じやすくなる効果も期待できます。適切な施術やケア、栄養面や睡眠、運動をバランス良く取り入れることで、心身ともに快適なマタニティライフを楽しみながら、出産を迎えることを考えていきましょう。
寒い季節は血行が滞りやすくなるため、温かくしてリラックスしながらケアを行いましょう。気になる症状があれば、専門家に相談することをおすすめします。
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